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TAKASHI SAKURAI
TAKASHI SAKURAI

「無駄がなく、考え抜かれた機能性とデザイン。
ミリタリーウェアを筆頭に、男性の服にはそのディテールにまで意味がある。
そして多くの男性がそうであるように、僕もその“意味”に弱くて。
そうした服に出合うと、つい心が動いてしまうんです」

「無駄がなく、考え抜かれた機能性とデザイン。ミリタリーウェアを筆頭に、男性の服にはそのディテールにまで意味がある。
そして多くの男性がそうであるように、僕もその“意味”に弱くて。そうした服に出合うと、つい心が動いてしまうんです」

ケープハイツの“意味”のあるデザインに惹かれた。

ケープハイツの“意味”のあるデザインに惹かれた。

ケープハイツのダウンを購入した理由をそう話すのは、
男性ファッション誌を中心に広告やカタログに引っ張りだこのモデル、櫻井貴史さんだ。

櫻井さんが言うとおり、メンズウェアの多くは軍服をルーツとするだけあって
そのデザインは、それがたとえ何かの名残りであっても、意味を持つことが多い。

例えば、アメリカ空軍によって開発されたフライトジャケットであるN-2B。
同じパイロット用に開発されたMA-1よりも寒い地域での使用を目的に作られたため
前立てを閉めたときに首周りを寒気から守るためにフードにはファーが付いている。
また操縦に支障がないようにと着丈が短く、袖口には風の侵入防止のためのリブが配する。
操縦士のために考え抜かれた軍用デザインの集大成ともいえるものだ。

ケープハイツのダウンを購入した理由をそう話すのは、
男性ファッション誌を中心に広告やカタログに引っ張りだこのモデル、櫻井貴史さんだ。

櫻井さんが言うとおり、メンズウェアの多くは軍服をルーツとするだけあってそのデザインは、それがたとえ何かの名残りであっても、意味を持つことが多い。

例えば、アメリカ空軍によって開発されたフライトジャケットであるN-2B。
同じパイロット用に開発されたMA-1よりも寒い地域での使用を目的に作られたため前立てを閉めたときに首周りを寒気から守るためにフードにはファーが付いている。
また操縦に支障がないようにと着丈が短く、袖口には風の侵入防止のためのリブが配する。
操縦士のために考え抜かれた軍用デザインの集大成ともいえるものだ。

服が好き。人気モデルの根底にある
色褪せない思い。

服が好き。人気モデルの根底にある
色褪せない思い。

TAKASHI SAKURAI

「フライトジャケットのN-2Bに範を取ったこの「ウッドサイド」は保温性のみならず、ファーや袖のリブで遮風性にも優れるデザインです。聞けば、ジャケットに使われている80/20クロスと呼ばれる素材は、ポリエステルとコットンを8:2の割合で混紡したものだそうで、着込むほどにその風合いが増すというじゃありませんか。それにさらにその上からテフロンコーティングが施され撥水性も備え、ダウンとしては文句なしの機能性を備えている。持ち主だけが実感できる、こうした“意味”に惹かれて購入を決意したんです」

「フライトジャケットのN-2Bに範を取ったこの「ウッドサイド」は保温性のみならず、ファーや袖のリブで遮風性にも優れるデザインです。聞けば、ジャケットに使われている80/20クロスと呼ばれる素材は、ポリエステルとコットンを8:2の割合で混紡したものだそうで、着込むほどにその風合いが増すというじゃありませんか。それにさらにその上からテフロンコーティングが施され撥水性も備え、ダウンとしては文句なしの機能性を備えている。持ち主だけが実感できる、こうした“意味”に惹かれて購入を決意したんです」

袖を通した服を、ときに武骨に、ときに美しく表現して伝える。
モデルはただ服を着てカメラの前に立てばいいというわけではなくひとつひとつ、服の特徴や
魅力を理解してこそ、確かな表現ができる。
櫻井さんの目を養ったのはもちろんモデルという職業であるが、その根底には「服が好き」という
純粋な思いがある。

だからこそ、服を見るときの目はデビューしたあの頃のままだ。

TAKASHI SAKURAI

「僕がデビューしたのは17歳。ちょうど高校1年生の頃でした。「クールトランス」というストリート雑誌の撮影に呼んでいただき、現在所属している事務所の先輩と一緒に出演しました。
現場ではただ服を触っていることしかできなくて、とにかく何もできなかったのをよく覚えています(笑)。
そのあともいろんな現場に呼んでいただきましたが、ファッション雑誌にレギュラーで出させてもらったことはほとんどなかったかな」

モデルとして働くことの楽しさを実感した30代半ば。

モデルとして働くことの楽しさを実感した30代半ば。

容姿端麗、物腰は柔らかく自然体。
時折、爽やかな笑顔を交えて自身のキャリアを語るその姿は、雑誌や広告で目にする櫻井貴史そのままである。
なるほど、これは女性のみならず男性のファンが多いわけだ。
おそらくそのキャリア形成もさぞ順風満帆であったに違いない。周囲がそう勘違いをしてしまうほどの空気を、
櫻井さんは纏っている。
実際はまったくの逆で、むしろモデルとして働くことの楽しさを本当の意味で実感できるようになったのは
30代半ばからだという。

TAKASHI SAKURAI

〝 どん底 〟と表現する人生
で最も辛かった時代

〝 どん底 〟と表現する人生
で最も辛かった時代

「デビューして以来、モデルとしてのキャリアはそれなりに順調に築いていくことができていたと思います。
自分にとって最大の転機となったのは、20代後半。俳優の仕事などをはじめ、いろんな方からお声がけをいただいたこともありそれまでお世話になっていた事務所を抜けて、新しい事務所で心機一転、新しく活動していこうと決意したんです。
でも、それがまったくうまくいかなかった。想像以上に、です。1年、そしてまた1年と時間が経つにつれて仕事がなくなっていきました。精神的にも、もちろん経済的にも本当に苦しかった。
まさに「どん底」を味わうことになったというわけです。
ちょうど31歳、32歳の頃は、それまでの人生でいちばん辛かった」

単なる実力不足。櫻井さんは伸び悩んだ理由を端的に分析した。
厳しい芸能の世界とはいえ、それまでのキャリアを否定される辛さは想像に難くない。

ではその現実とどのように向き合い、そして乗り越えたのだろうか。

アウター
TAKASHI SAKURAI

「僕は昔から運だけは本当にいいんですよ。
原因が明らかだったからこそ、潔くすべてをリセットするつもりで転籍して6年間、所属させてもらった事務所を離れようと決めたんです。
ちょうど、その3日後のことでした。
以前所属していた(現在の事務所)の社長と偶然会って、『辞めたなら、もう一度ウチに戻って来ないか?』と声をかけてもらって。
ある雑誌の編集長やPRの方などにも、強く背中を押してもらえたんです」

大才は、袖振り合う縁をも生かす。
チャンスに出会ってもチャンスと気付かない人もいれば、気付いても生かせない人だっている。
だが才能ある人は、袖が触れるほどの些細なチャンスも逃さない。
徳川家の剣術指南を担当した柳生家の家訓にそんな言葉があるが、
櫻井さんは、結果的にチャンスをモノにすることになる。
それまで底辺にいたのなら、あとは這い上がっていくだけだったからだ。
自分のあるべき姿、目指すべきモデル像、向かっていくべき方向性とは?
失敗を経験したからこそ、本質的なことに気付くことができる。

自分が必要とされる、その幸福感を原動力に変えて

自分が必要とされる、その幸福感を原動力に変えて

TAKASHI SAKURAI

「自分が必要とされていることに幸福感を得られるようになりました。だからこそ、期待に応えたいという思いが強くなる。
今、メインでやらせていただいているのは男性ファッション誌の「メンズクラブ」。さまざまな特集に加えて、表紙にまで出させてもらっています。
だからこそ、これはとてもおこがましいことだとは思いますが、雑誌に関わる人の生活がかかっている、そうした意味で責任を強く感じながら仕事をしています」

雑誌が低迷する時代にあってなお、多くの人に読まれるよいものを作りたい。
制作に携わる一人のスタッフとして、櫻井さんは自らの仕事に情熱を注いでいる。
閉塞感が漂うこの業界で、看板モデルとして背負う責任は重大であろう。
でも、だからといって気負わず、肩の力を抜いて取り組むのが櫻井さんだ。

「仕事が楽しみで前の日の夜、寝れないんですよ」

「仕事が楽しみで前の日の夜、寝れないんですよ」

TAKASHI SAKURAI
TAKASHI SAKURAI
TAKASHI SAKURAI
TAKASHI SAKURAI

「とにかく、僕は仕事が、現場が楽しくて仕方がないんです。
子供が遠足の前の日の夜に寝れなくなるというじゃないですか。
今の僕はまさにその状態。それが遠足ではなく仕事に変わっただけ。
翌日の仕事が楽しみすぎて、なかなか寝れないんですよ(笑)。」

自分が必要とされる限り、全身全霊で応える。
だからこそ現場での信頼関係は深まり、モデルとしての表現も豊かになっていく。

「エディター、フォトグラファー、スタイリスト、ヘアメイク。
雑誌の仕事は、月間誌であれば月に数回、同じメンバーと会うことになるんですが、
やっぱり現場を一緒にこなした回数分だけ、繋がりは強固なものになります。
それは仲間でありチーム。最近はそれが家族のような感覚に近づいてきました(笑)。
それに、仲間が「メンズクラブ」以外の仕事であっても活躍しているのを見聞きすると、
不思議と自分のことのように嬉しくなったりして。」

TAKASHI SAKURAI

「メンズクラブ」は、アイビーブームを牽引した日本最古の男性ファッション誌だ。
そのヘリテージは現代にもしっかりと受け継がれ、普遍性のあるトラッドなスタイルを今の時代に落とし込まれている。そんな由緒ある雑誌の看板モデルを務める櫻井さんは、プライベートのファッションでもトラッドやコンサバ志向。カジュアルで合ってもどこかに知性を感じるスタイルが好みだという。

「ケープハイツの「ウッドサイド」はミリタリーデザインですが、そのマッシュルームカラーを上品なベージュと見立てて、思い切ってセラドアのスラックスとコーディネイトしてみました。

インナーに合わせたのは、トゥモローランドのニットでアウターの色みと近いグレージュカラーを選んでみました。
それから、足元には大好きなニューバランス「M991GNB」を。主役のダウンがミリタリーテイストですがそれをあえて大人っぽい上品な印象でまとめています。

さすが日本が誇るファッションマガジンの看板モデル。
カジュアルになりがちなダウンの装いを見事に知的に仕上げている。そして、爽やかな笑顔はここでも健在。やはり人を引き込む魅力がある。

日本を代表する
ファッション雑誌で磨かれるセンス

TAKASHI SAKURAI

日本を代表する
ファッション雑誌で磨かれるセンス

「メンズクラブ」は、アイビーブームを牽引した日本最古の男性ファッション誌だ。
そのヘリテージは現代にもしっかりと受け継がれ、普遍性のあるトラッドなスタイルを今の時代に落とし込まれている。そんな由緒ある雑誌の看板モデルを務める櫻井さんは、プライベートのファッションでもトラッドやコンサバ志向。カジュアルで合ってもどこかに知性を感じるスタイルが好みだという。

「ケープハイツの「ウッドサイド」はミリタリーデザインですが、そのマッシュルームカラーを上品なベージュと見立てて、思い切ってセラドアのスラックスとコーディネイトしてみました。

インナーに合わせたのは、トゥモローランドのニットでアウターの色みと近いグレージュカラーを選んでみました。
それから、足元には大好きなニューバランス「M991GNB」を。主役のダウンがミリタリーテイストですがそれをあえて大人っぽい上品な印象でまとめています。

さすが日本が誇るファッションマガジンの看板モデル。
カジュアルになりがちなダウンの装いを見事に知的に仕上げている。そして、爽やかな笑顔はここでも健在。やはり人を引き込む魅力がある。

YouTubeチャンネル開設。自ら前例となれるように

YouTubeチャンネル開設。自ら前例となれるように

「今年の7月、ついにYouTubeチャンネル
『さくCHANNEL』を開設しました。

テーマを決めて、自らも動画撮影をしたり。
長時間撮影したものを制作スタッフが仮編集してくれるので
それをすべてチェックして、テロップやタイトルなんかを決めて......。
とにかく、今は慣れないことだらけで本当に大変です(苦笑)。
10分弱の動画を作る、その手間と労力にはただ驚くばかりです。
でも、モデルの仕事もそうなんですが、やっぱり人が喜んでくれるのが嬉しい。
叱咤激励のコメント(笑)を参考にさせてもらいながら、
うまく軌道に乗せて、これからも頑張っていきたいと思います。
週1回のペースで、動画配信を続けていますので、
ぜひ観てみてください&ご登録よろしくお願いします(笑)」

コロナ禍にあって、YouTube を開設した。その原動力は?と聞くと
「櫻井貴史として、今できることを精一杯やりたい」と即答。
他の日本人モデルが誰もやっていないからこそ、挑戦する価値がある。
前例がない、お手本がないからこそ、情熱を持って道を切り開いていく。
現状に甘んじることなく、挑戦し続ける。
櫻井貴史はきっとこれからも進化していくのだろう。
その様子を「さくCHANNNEL」で楽しみながら、しっかりと見届けていきたい。

OUTER : CapeHEIGHTS
Woodside / Mushroom

OUTER : CapeHEIGHTS
Woodside / Mushroom

TAKASHI SAKURAI

TAKASHI SAKURAI

TAKASHI SAKURAI

1979年、茨城県生まれ。男性ファッション誌を中心に、広告やカタログ、CF、ショーなどで幅広く活躍するモデル。得意なことはバスケットボールやゴルフ、料理など。ジムには週3回通い体型維持と徹底した健康管理を貫く。2020年後半には自身のYouTubeチャンネル「さくCHANNEL」を開設して、週1回のペースで動画を配信する。

instagram@sakurai_takashi

instagram@sakurai_takashi

YouTube:「さくCHANNEL」

YouTube:「さくCHANNEL」